11月に入りました🌾
最近暑くなったり、寒くなったりして気温の変化が激しいですね😢
体調が崩れやすい時期だと思うので、皆さん体調には気をつけて過ごしましょうね😉
今回は小帯について説明しようと思います!!
検診などで『上唇小帯』・『舌小帯』が強いです。と言われたことはありませんか?
保護者の方にとっては何のことだか分からない方も多いのではないでしょうか?
小帯というのは『ヒダ』の事を言います。上唇をペロンとめくった時に、上唇と歯茎を
つないでいるヒダが『上唇小帯』と言います。
ベロの舌から伸びているヒダを『舌小帯』と言います。
この「上唇小帯」「舌小帯」が生まれつき短かったり、きつかったり、太かったりするお子さんがいます。
このように小帯が異常で歯が歯茎に影響が及ぶようになると切除という方法が必要になります。
<上唇小帯が太いことによって起こること>
●前歯に隙間ができる
永久歯の前歯の歯と歯の間に入り込んだ上唇小帯が、前歯に隙間を作ってしまいます。
前歯がすきっ歯の状態になり歯並びを悪くします。
全ての上唇小帯がそのようになるのではなく、太く残っていても隙間を作らない場合もあります。
●歯ミガキがしにくい
特に低年齢のお子さんは上唇小帯がやわらかい為に、歯ブラシが当たると痛がって仕上げ磨きを
嫌がってしまいます。
〜上唇小帯の切除の時期〜
前歯の永久歯が出てくる7歳前後に切除する
上唇小帯は年齢とともに顎が成長し、細く短くなってきます。また自然に切れてしまうことも多いので、
乳歯の時期に切除することはほとんどありません。前歯の永久歯が出始めても、上唇小帯が邪魔したり、
永久歯の前歯の歯と歯の間に隙間を作ったりするようであれば切除した方がいいです。
この時期に切除することによって自然に歯並びが改善することがあります。
切除しないという判断もある
歯並びを気にしないのであれば切除しないという判断もあります。上唇小帯が太くても全ての人が歯並びが悪く
なるわけではありません。子供を押さえつけてまで行う処置でもありません。
ただし、いいタイミングで切除した方が歯茎や歯並びにとってはいいし、治りも早いのです。
<舌小帯の異常による影響について>
●出っ歯になりやすい
舌の位置は普通、上顎に接しています。舌小帯が短いことによって舌が上に持ち上げられずに
舌の位置が低くなり前歯を押してしまい出っ歯になりやすくなります。
上顎は舌が押し付けられることによって広がります。その為上顎と舌の大きさはほぼ同じです。
舌が上顎につけられないことによって上顎は狭くなり、歯並びが悪くなります。
また舌を前に出すと頬が内側に入ります。その力で奥歯の並びが崩れやすいです。
●舌足らずの話し方になる
舌小帯が短いと舌を上顎に付ける発音が難しく、「サ行・ラ行」の発音がしにくくなります。
〜舌小帯を切除せず伸ばす方法〜
口腔筋機能療法(MFT)とは舌が口の周りの筋肉を正しく使えるように練習することです。
舌小帯が短い方は正しい舌の位置を確保したり、正しい飲み込みが出来ない為、トレーニングを
しながら舌小帯を伸ばしていきます。
もし、自分のお子様で気になるという方がいればいつでもご相談してくださいね😆!!