お役立ちノート

~子供の指しゃぶりについて~

 

夏休みも終わり、まだまだ暑い日が続いてますね🥵

また、感染症の病気が流行っているみたいなので、皆さん

感染症対策とかしながら気を付けて過ごしましょうね😊

 

 

今回は指しゃぶりについてです。

指しゃぶりは主に乳幼児期の赤ちゃんや子供が指を吸う行為を指して使われることが多い言葉です。

赤ちゃんの発達には個人差がある為、指しゃぶりをいつからいつまでするかは、

赤ちゃんにより異なります。

一般には指しゃぶりは生後2~4ヶ月頃から始まり、成長と共に自然に減っていくとされています。

指しゃぶりは発達の過程で現れる現象の一つであると考えられており、

吸う指は親指や人差し指が多いとされています。

子供の指しゃぶりの原因は?

指しゃぶりの原因は年齢によって異なり、それぞれによって意味があります。 

お子さんの指しゃぶりを理解するために、その原因について詳しくお話します。

胎児期~新生児の指しゃぶり

この時期の指しゃぶりは「吸てつ反射」と呼ばれる反射の一つで、

授乳ができるのはこの反射があるからなのです。

指しゃぶりは、まさにその本能のあらわれと言えます。

乳児期から幼児期にかけての指しゃぶり

生後2~4ヶ月の頃の赤ちゃんは、口を使って自分の手の形や味、

感触を確認する大切な学習活動として指しゃぶりを行います。

また、眠い時や不安な時に気持ちを落ち着かせる精神安定剤の役割を果たしています。

1~3歳頃になると、指しゃぶりは退屈な時や眠い時など限られた場面で見られるようになります。

ただし、幼稚園入園など環境の変化により不安を感じると、

安心感を得るために指しゃぶりが増えることもあります。

学童期以降の指しゃぶり

4歳以降になっても指しゃぶりが続いている場合、

ストレスから生じる感情から注意をそらして気を紛らわせるために

指しゃぶりをしている可能性があります。

また、生活環境などにより指しゃぶりが現れることもありますが、

幼児期の指しゃぶりが単なる癖として残っているケースがほとんどです。

指しゃぶりの原因として考えられる具体的な状況

●日常的な状況

眠い時、退屈している時、お腹がすいた時、

寂しい時、一人遊びをしている時

●身体的な要因

歯が生える時期の歯茎のかゆみや違和感

口の中の感覚を楽しんでいる

●心理的・環境的要因

新しい環境への不安、生活習慣の乱れ、

親とのコミュニケーション不足、精神的な不安やストレス

指しゃぶりの悪影響

指しゃぶりをしている時のお子さんは、実は保護者の方が指を引き抜こうとしても、

なかなか抜けにくいほど強い力で指を吸っているのです。

その為、長時間・長期間にわたって強く指を吸い続けていると、

歯や顎、顔の形に大きな悪影響が出てしまうことがあります。

お子さんが指しゃぶりをしているとき、指をくわえる力によって上の前歯は上前方に押し出され、

下の前歯は後下方へと押さえつけられます。その結果出っ歯になったり、奥歯を嚙み合わせた

時に前歯が嚙み合わない開咬という状態になったりします。

さらに指を強く吸引していると奥歯を外側から内側に押す力が働き、歯並びの横幅が狭くなる

狭窄歯列弓を引き起こすなどさまざまな問題を生じます。

もし3歳以降も続く場合、このような嚙み合わせが悪くなる不正咬合を起こす可能性が

大きくなります。

効果的な指しゃぶりの治し方

●手や指を使った遊びをする

日中にお子様が指しゃぶりをしている場合は、手や指を活発に使う遊びを積極的に取り入れる

といいかもです。ブロックや積み木、パズル、折り紙などは指先を使うので指しゃぶりをする

手を違う意識に向けることができますし、同時に細かい運動能力の発達にも良い影響を与えます。

●お子様の生活リズムを整えてみる

退屈してるときにはお子様が指しゃぶりを始めることはよくあります。

このような場合生活リズムを整えてみましょう。

食事・運動・お昼寝・おやつ・室内遊びなど一日のスケジュールをバランス良く組み立てることで

退屈を感じさせないようにしましょう。

●スキンシップを多くとる

お子様が指しゃぶりばかりしていると感じた場合、不安を感じているのかもしれません。

スキンシップを増やしてあげてお子様の不安感を取り除いてあげましょう。

●寝る前に絵本を読む

眠くなると指をしゃぶるお子様には、寝る前に手を繋ぎながら絵本を読むのが効果的です。

お子様が絵本の物語に集中すれば、指しゃぶりをすることが自然と忘れることができます。

指しゃぶりの絵本もありますので、それを読んでみるのもおすすめです。

●指に絆創膏や塗り薬を塗ってみる

指しゃぶりを防ぐ為の物理的な対策として、指に絆創膏を巻く方法や、塗り薬を使う方法があります。絆創膏を指に巻くと「指しゃぶりをしてはいけない」と思い出させるサインになり、

指しゃぶりを自然に抑えるきっかけになるでしょう。

また市販で売っている指しゃぶり防止用の塗り薬もあります。これは塗った後に乾燥させると

指をなめた時に苦みを感じるため指をなめなくなるというものです。

数日間は効果がありますが、苦みが嫌でたまに嘔吐するお子様もいますので

注意してあげてください。

●楽しみながら指しゃぶりを卒業する

お子様が指しゃぶりをやめることを楽しく感じられるような工夫をするといいでしょう。

例えば、「ご褒美シール」を用意して指しゃぶりをしなかった日にはシールを一枚貼るという

方法があります。このシールが集まっていく過程を楽しむことでお子様自身が指しゃぶりを控える様になります。シールがいっぱいになった際にはおもちゃなどのご褒美を用意してあげると

やる気が出るかもしれません。

お子様と一緒に楽しみながら、指しゃぶりを卒業できたらいいですね。

焦らないでゆっくり取り組んでみて下さい。

もし親御様で指しゃぶりのことで気になることがあればお気軽にご相談ください😊

 

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