お役立ちノート

〜過剰歯について〜

挨拶が遅れましたが、新年明けましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願いします🙇‍♂️

 

今回は過剰歯についてご説明しようと思います!!

●過剰歯について

過剰歯の原因

過剰歯は通常よりも多くの永久歯または乳歯が生える状態のことをいいます。

過剰歯が起こる原因は様々で、原因が不明とされる場合もありますが、一般的に下記のような原因があるとされています。

 

1.遺伝によるもの

 過剰歯は遺伝的な要因で発生することがあります。親や祖父母が過剰歯を持っている場合、子や孫に遺伝する確率が

 高くなります。

2.歯が生える過程での異常によるもの

 歯が生えてくる途中で何らかの異常が起こり、過剰歯が形成される場合があります。

3.疾患や症候群によるもの

 特定の疾患や症候群と過剰歯の発生が関連している場合があります。

 

過剰歯とは

 定期検診やフッ素塗布でお子さんと小児歯科へ通院した際に過剰があると言われて、すぐにどんな状態か分かる親御さんは

 少ないでしょう。過剰歯という漢字が示す通り、過剰な歯が生えている状態で、学校検診では発見しづらいものです。

歯の本数

 通常の方の歯の本数は

 ・乳歯の場合 20本

 ・永久歯の場合 28本〜32本

 これらの本数の範囲より多く生えている歯を過剰歯と専門的に呼びます。永久歯に4本差があるのは、親知らずも含めた範囲で

 生えてくる人、生えてこない人がいる為です。

過剰歯の種類について

 過剰歯を分類すると、順正と逆性という2つの種類に分かれます。

 お口の中で正常な歯と同じように生えてくるのが順性、正常な歯と反対向きに生えるのが逆性です。

 ・順性過剰歯  口の内側に向かって生える

 ・逆性過剰歯  口の内側から遠ざかって生える

 ・正中過剰歯  上の前歯の間・上の前歯の裏側から生える

 ・水平埋伏歯  真横を向いて生える

 

過剰歯の治療法

 本数は多いだけならば、過剰歯は放置しておいても大丈夫なのではと思うかもしれません。

 基本的には子供の時に分かることが多いですが、過剰歯は放っておいてはいけません。顎のスペースは

 限られているのに、通常の本数より歯が多いと、正常な歯が生える位置がありません。その為、このような

 トラブルが起きやすくなります。

過剰歯により起こりやすいトラブル

 ・違う部分から生えてきて歯並びや噛み合わせが悪くなる

 ・永久歯が生えてこない

 ・過剰歯の周囲に嚢胞ができ、永久歯の歯根を溶かす

 ・むし歯ができ、その下の歯肉に過剰歯が埋まっていると細菌感染のリスクが高い

 ・鼻腔に過剰歯が移動していくこともあり、鼻血や蓄膿症の原因になる

 

過剰歯を治療すべき時期

 過剰歯がどの種類なのかということが重要です。

 また、どのケースが一番より良いかは、レントゲン検査で過剰歯と診断された場合は、小児歯科の歯科医師の

 判断を仰ぐべきですが、一般的にはこのような対処が多いです。

 ・順性過剰歯の場合は経過を観察し、歯茎から生える時期を待って抜く

 ・逆性過剰歯が骨の奥に位置し、近くの歯に影響を与える心配がなければ様子を見る

 ・歯に大きな影響を与える場合は抜く必要がある

 ・鼻腔に伸びて悪影響を及ぼす場合、耳鼻科や口腔外科で連携して手術

 

 

過剰歯は乳歯と永久歯の生え変わりの時期に最も起こりやすいです。

CTやレントゲンで確認後、ある年齢になれば手術をおすすめされるケースもあります。

お子さんの歯並びで気になる点があればいつでもご相談ください!!

 

 

 

 

 

 

 

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