お役立ちノート

口腔筋機能療法(MFT)について

5月に入りました😊!!

今回は口腔筋機能療法(MFT)についてお話しようと思います。

皆さん普段舌の位置はどこにあるか分かりますか❓

舌の位置が正しくなかったり、鼻で呼吸できていなかったりすると歯並びや噛み合わせに影響したりします。

口腔筋機能療法(MFT)というのは、舌や唇、頬などのお口のまわりの筋肉を強化し、正しい機能

させることを目的とする療法です。

 

歯並び・嚙み合わせを悪くする生活習慣や癖

以下の項目を早速チェックしてみましょう。2つ以上あてはまる項目があるなら、

歯並び・嚙み合わせを悪くする癖があると言えます。

✅口をポカンと開けていることが多い  ✅無意識だと舌が前にでている、もしくは下の前歯に触れている

✅食べこぼしが多い          ✅クチャクチャ音を立てて食べる

✅食事に時間が掛かる         ✅あまりよく噛んで食べない

✅硬い食べ物が苦手          ✅発音が気になる(タ・サ・カ・ラ行など)

✅指しゃぶりをしている        ✅頬杖をつく

✅猫背である             ✅口呼吸をしている

上記の中でも特に気を付けたいのが、口をポカンと開けて舌が出ている、舌が歯に触れているといった

「舌癖」です。矯正治療中の方に舌癖が見られると、歯に偏った圧力がかかることで歯の移動が上手く

いかなかったり、治療後に後戻りしてしまったりするケースがあります。そのため、矯正治療をスムーズ

に進めるためにも、癖はしっかり改善しておくことが大切です。

 

口腔内での舌の正しい位置

リラックスした状態の時、舌はどの位置にありますか❓

舌の先が上の前歯の1cmくらい内側の場所が正しい舌のポジションです。

この場所を「スポット」と言います。

舌がスポットの位置になく歯に当たる位置にあると、歯が生えるのが妨げられたり、

歯並びや嚙み合わせが乱れる原因となります。

また、舌の位置を改善すると歯並びも自然に整ってくることがあります。

 

舌癖になりやすい人は?

指しゃぶりのピークは1歳半~2歳ごろです。この時期は発達段階において、

自然な行為ですが、その後もやめられずに長く続くと、上下の歯の間に隙間ができ

舌癖が起こりやすくなります。

また、いつも口を開けている人は口呼吸になり、空気の通路を作るために舌を

上げない習慣がついてしまいます。鼻やのどの病気がある方には注意が必要です。

舌は姿勢とも関係があり、猫背や前かがみだと舌は重力で下前方へ下がってしまうので

気を付けましょう。

舌そのものにも問題がある場合もあります。もともと舌の下にあるヒダ(舌小帯)が短いと

人は舌を上に上げられません。ヒダ(舌小帯)が短い人は、歯科で手術して

長くすることができます。

 

ご自宅でも気をつけたい習慣

口を閉じて鼻で息をする習慣をつけましょう。

口を閉じた状態の時には、上下の歯はほんの少し離しておきましょう。

食事をするときには首をまっすぐにして口を閉じ、左右の奥歯でバランスよく嚙みましょう。

姿勢をまっすぐに整えましょう。

うつぶせ寝ではなく、仰向け寝にしましょう。

好ましくない癖があると、矯正治療がスムーズに進まなかったり、戻ってしまったりする

可能性が高くなります。癖は年齢が大きくなればなるほど治すのが難しくなります。

知らず知らずのうちに変な癖をつけないためにも、小さな頃から適切なトレーニングを

行うのが理想です。

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