お役立ちノート

小児歯科矯正について

今年ももう一ヶ月が経ち、早くも二月に入りましたね。

最近は急に寒くなったりと、体調が崩れやすい時期ですが、皆さん体調管理には気をつけて

過ごしていきましょうね😊✨

今回は小児歯科矯正について書いていこうと思います。

子供の矯正歯科の開始時期は大きく分けて2つあります。

永久歯が生えそろう前に始めるⅠ期治療

永久歯が生えそろってから始めるⅡ期治療

 

Ⅰ期治療ではすでに生えた永久歯はもちろん成長途中の顎や、これから生えてくる永久歯の為の

治療を行います。

 

Ⅱ期治療では、大人と同様、ワイヤー矯正等で永久歯に力をかけて動かし、歯並びを整えていきます。

 

Ⅰ期治療について

Ⅰ期治療は、永久歯が生え始める6歳ごろから生えそろう12歳ごろまでには行われる子供の矯正治療

を指します。

この時期の治療の目的は、主に

「子供の顎の成長をうまく利用し、永久歯がキレイに生えそろうよう導いていくこと」です。

 

Ⅰ期治療を適切に行うと、Ⅰ期治療のみでキレイな歯並びになる、期間や費用、痛み等の面で

Ⅱ期治療が楽になる、抜歯なしのⅡ期治療で歯列が整うことなどが期待できます。

 

Ⅰ期治療の対象となる患者様は主に

学校検診等で歯並びの指摘をされた

歯が変な位置から生えてきてしまった

歯並びに影響する、良くない癖(頬杖、口呼吸、指しゃぶり、爪を噛む等)がある

などが挙げられますが、これらに該当しなくても親御さんから見て気になる点があれば、

一度歯科の方で診てもらうことがおすすめです。

 

早い方で小学生の高学年、平均的には中学生~高校生になるころには永久歯が生えそろいます。

 

この時期から「Ⅱ期治療」について考えていきましょう。

 

Ⅱ期治療の目的は、大人の矯正と同じく

「歯並びを整え、咬み合わせを改善すること」です。歯並びを改善することで、笑顔に自信が持てる、

虫歯のリスクが減らせる、しっかり食べ物を噛めるようになるなどのメリットが期待できます。

 

Ⅱ期治療の対象となる患者様は

「歯並びが気になるお子様」全てと言えます。

 

Ⅰ期治療の年齢を過ぎてしまい受けられなかったお子様は医師の診断のもとⅡ期治療から

始めることもできます。お子様や歯並びや顎の状態、家族やご本人のご希望(目指すゴール)により

Ⅰ期治療のみで満足する方

Ⅰ期治療からⅡ期治療へと移行する方

顎の成長などが順調だと歯科医師に診断されⅠ期治療は受けなかったが、歯並びの乱れが気になり

 Ⅱ期治療のみ受ける方などケースもさまざまです。

 

まずは歯科医師に、今の歯列の状態をチェックしてもらうことが重要といえます。

 

早期に矯正歯科治療を始めるメリット

 

成長を利用した治療で、お子様への負担が少ない

成長を利用して無理なく治療していくため、大人の矯正に比べて痛みが少なく、矯正装置を

着ける時間も短めで日常に影響しにくいことがメリットです。

ご自宅にいる時間や、就寝時間のみで矯正可能な場合もあることはⅠ期治療の大きなメリットです。

 

キレイな歯並びに悪い影響を与える成長を防ぐ

Ⅰ期治療で両顎の正しい成長を促すことで、片顎だけが成長してしまって起こる受け口や出っ歯を

防ぐことが期待できます。また歯並びに影響する悪習慣(頬杖・口呼吸・指しゃぶり・爪咬みなど)

をコントロールすることで、歯並びの乱れを未熟に防ぐ働きもあります。

 

Ⅱ期治療で抜歯をせず治療できる可能性が高くなる

Ⅱ期治療では、歯を並べるスペースを作るために抜歯することも。Ⅰ期治療で顎を適切な大きさに

整えておくことで、Ⅱ期治療も抜歯せずに行える場合があります。

 

Ⅱ期治療が不要になったり、治療期間の短縮が期待できたりする

Ⅰ期治療で顎のサイズや歪みが整うことでⅠ期治療のみで理想の歯並びになる方もいます。

また、お子様の成長を利用した治療なので、大人の矯正にも比べ治療期間が短いこともメリットと

いえるでしょう

 

早期に矯正歯科治療を始めるデメリット

 

治療期間や観察期間が長くなることがある

永久歯が生えそろい長さも整って、あごの成長が終わるのは15~18歳ごろ。

その時期までは継続的な治療や経過観察を希望した場合、それぞれの期間が長くなることがあります。

 

お子様のストレスになり、治療効果が得られないことがある

1期治療では負担の小さい矯正装置や補助装置が多いものの、何もつけない状態に比べるとお子様の

ストレスになることも。

ストレスや不快感などが原因で正しく矯正装置が着けられなかったり、決められた装着時間着ける

ことができなかったりした場合、期待する治療効果が得られなくなります。

 

治療法により虫歯リスクが上がる

矯正歯科治療中は、矯正装置などによりいつも通りのブラッシングがしにくくなることもあり、

虫歯リスクが高まってしまう原因に。

いつも以上に、歯やお口の中の衛生面に気を配ることが大切です。

 

このように、Ⅰ期治療を行うことでⅡ期治療を行う必要がなくなったり、Ⅱ期治療での負担が軽減

できたりするメリットは多いものの、デメリットもあるのが事実。

そのデメリットを少しでも軽減できるよう、お子様の気持ちに寄り添い、お子様にも分かって

いただけるよう治療を行うことが大切です。

 

意外にも歯並びを気になるお子様や親御さんはたくさんいます。

もしきになるのであれば歯科医院に足を運び、お子様に合った治療開始時期や治療方法を

みつけてくださいね😊

小児歯科さくらクリニックでも矯正治療してる患者さんたくさんいます。

もし歯並びに関して気になることがあれば、どんどん質問してください❕❕

 

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