2月に突入しました!!
寒さがまだまだ続いてますね😢
今回は小児歯科で使用する麻酔について説明しようと思います。
小児歯科で麻酔を使用するタイミング
●むし歯が進行している時
むし歯を削る・歯根の治療を行う際は必ず痛みが生じる為、麻酔を使用する必要があります。
むし歯の治療の際に麻酔が必要になる場合はむし歯がエナメル質、象牙質の境目以上まで進行している時です。
エナメル質までの治療は基本的に痛みを感じませんが、象牙質からは痛みを感じるようになる為、
麻酔が必要です。
また子供が痛みに対して強い不安を持っている場合も治療の際に麻酔を使用する可能性があります。
●抜歯が必要な時
乳歯の抜歯を行う際は、麻酔を使用することがあります。
基本的に乳歯は自然と抜け落ちる場合がほとんどですが、不必要な乳歯は歯並びに悪影響を
及ぼすことがある為、あえて乳歯を抜歯するケースが考えられます。
しかし、乳歯の抜歯には痛みはほとんどなく、短時間での処置が予想される場合には
注射の麻酔をせず、表面麻酔で治療をする場合もあります。
小児歯科で使用する麻酔の種類とは
小児歯科さくらクリニックで使用する麻酔は
局所麻酔法
局所麻酔法とはその名の通り部分的に作用させる麻酔のことを指します。
薬剤の浸透によって痛みを抑える効果があります。
浸潤麻酔法
浸潤麻酔法は歯茎や粘膜、骨膜などに局所麻酔薬を注射し、その周辺に浸潤させて痛みを麻痺させる方法です。
むし歯治療の痛みの軽減に最も使用されています。注射の痛みで嫌がられることが多いですが、
最近では痛みが感じにくい細い針があったり、麻酔薬の温度管理で以前よりも痛みを感じにくくなってます。
表面麻酔法
表面麻酔法は薬液や軟膏、ゼリーなどの麻酔薬を歯茎や粘膜に塗布し、その表面部分の痛みを緩和させる方法です。
注射の針を刺す時や、根のほとんどが吸収された乳歯を抜歯するときなどに使用されます。
笑気吸入鎮静法
笑気吸入鎮静法は鼻マスクで笑気ガスを注入するだけで、子供の治療中の不安感や痛みを和らげ、
リラックスした状態で治療に臨める方法です。
また、笑気ガスは吸入を停止すれば速やかに鎮静状態から回復する為、安心して使用することができます。
ただし、お子様によって効果に差が出ますので様子を見ながら、慎重に治療が行われます。
小児歯科で子供に麻酔を使用するメリット
●痛みが緩和される
麻酔を使用することにより、子供が治療の際に感じる痛みを緩和できることが1番のメリットです。
永久歯の抜歯や神経の治療を行う時には必ず痛みが生じます。
そのような場合にできるだけ子供の苦痛を和らげれるよう、むし歯の治療の際には麻酔を使用します。
●精神・身体的負担を和らげる
子供は歯医者に対してネガティブなイメージを持っていることが多く、治療の痛みに対して不安を
感じている場合があります。
その際に、麻酔の使用により痛みを緩和させることでむし歯治療に対しての不安も減り、子供が安心して
治療を受けることができます。
小児歯科で子供に麻酔を使用するデメリット
●注射の針を打つ時に痛みがある
口内に麻酔注射をする際には痛みが生じます。しかし、注射を使用する麻酔の際には
表面麻酔を使用する場合もある為、患部に塗布することで注射の痛みを軽減することが可能です。
●麻酔が効きにくい場合がある
お子様の歯の状態によっては、麻酔が効きにくい場合があります。麻酔が効きにくい主な原因は
歯や歯茎の周囲に強い炎症がある。骨が硬く麻酔の薬剤が浸透しにくいなどが考えられます。
その場合はお子様の状態にあった治療方法を歯科医師が提案します。
小児歯科で麻酔を使用した後の3つの注意点
□食事はなるべく麻酔が切れてから
□熱い飲み物や食事を控える
□指や舌で触らない
麻酔の効果が完全になくなるまでには2〜3時間かかることがあります。
麻酔を使用した箇所は感覚が鈍っている為、親御さんは帰宅後も子供を注意してみておくようにしましょう。
麻酔と言っても様々な種類があります。お子様にとって精神的、
身体的になるべく負担がかからない治療方法をご提案してます!!
麻酔について何かご質問・相談などございましたらぜひいつでも聞いてくださいね☺️