お役立ちノート
口内炎について
今年も残り1ヶ月となりましたね😢
急に寒くなって体調は崩されていませんか?
今回は口内炎について説明していこうと思います☺️
口内炎とは、口内の粘膜に起こる炎症の総称です。
頬や唇の裏の粘膜、のど、舌など口内のあらゆる粘膜にでき、痛みや不快感から生活の質を低下させます。
1.子供の口内炎の原因
●傷、やけど等で起こる口内炎
傷ややけどを負ってしまい、それがそのまま口内炎になってしまうことがあります。
熱い食べ物でやけどしたり、食事の時にうっかり口を噛んだり、強い力で歯磨きをして歯ブラシの
ヘッドで口の中を傷つけてしまったり、遊んでいる時に顔をぶつけて、歯で口の中を切ってしまったりと
子供が口の中を怪我してしまう危険性は日常の中で意外と多いものです。
また、歯並びの矯正をしている際、矯正器具が原因で口内に傷ができてそれが口内炎になることもあります。
●免疫トラブル、ストレスの影響で起こる口内炎
体を守る為に必要な『免疫力』。これがストレスなどによって低下してしまうと口内炎になります。
睡眠不足や不健康な生活が続くと免疫力は下がってしまいます。
免疫力が下がると口内炎以外にも風邪などの病気のリスクが高くなるので、十分な睡眠や健康的な
食事をするようにしましょう。
●カビの一種で起こる口内炎
『カンジタ』など、カビの一種が口の中で増えて、口内炎になることがあります。
健康であれば滅多にならないタイプの口内炎なので、何かの病気で併発している可能性が高いので注意が必要です。
●食べ物、薬物、金属が刺激となりアレルギー反応で口内炎
食べ物や薬物などのアレルギー反応で口内炎になることがあります。最近では食物アレルギーを持つ子供が
増えてきてますし、薬の副作用なども心配です。また矯正器具の金属によってアレルギー反応が出てしまうこともあります。
2. 口内炎を小児歯科で治療する場合
● 小児歯科で治療。発熱を伴う場合は小児科へ
口内炎の治療を言うと、口腔外科のイメージがありますが、子供の口内炎は小児歯科、もしくは小児科で
治療することができます。ウイルス性のものは発熱などの症状が出る場合もあるので、小児科へ行くと良いでしょう。
●口内炎の薬の処方
先生によっては直接口内炎に塗る軟膏や、口内炎の進行や悪化を防ぐ為のうがい薬を出してもらえます。
薬局で口内炎の薬やパッチが市販されていますが、心配な場合はお医者さんに相談することをおすすめします。
●歯の調整
口の中が傷つくと口内炎の原因になります。なので、歯の尖った部分や歯を治療した時の詰め物が口の中を
傷つけて、口内炎を引き起こすこともあります。歯の鋭さや、詰め物が原因だった場合はそれらを削ることで
治療を行います。
●噛み合わせが原因の場合も
ご飯を食べてる最中に口の端を噛んでしまったり、頬を噛んでしまったりして
それがそのまま口内炎になってしまうことがあると思います。治りかけの時に限ってまた噛んでしまって
再発することもあります。このように何度も口の中を噛んでしまって、口内炎ができる場合は噛み合わせに
問題がある可能性もあります。一度歯科で噛み合わせを見てもらいましょう。
3.口内炎の自宅ケア
●水分をたくさん取る
口の中が乾燥してると、唾液が減ってしまいます。唾液には免疫機能がある為、少なくなると菌が増殖したり、
虫歯や歯周病になったり、結果口内炎に繋がってしまうのです。ちゃんと水分をとって、乾燥やウイルスの
増殖を防ぎましょう。
●食事に気をつける
栄養不足が口内炎の原因になることがります。また、胃が弱っていると口内炎になることがあります。
口内炎になってる時はスープ類や、茶碗蒸しなどのちゃんと栄養がとれて、食べやすく、胃に優しい食事がおすすめです。
●避けるべき食品は?
口内炎にしみたり、胃に刺激を与えるような食品は控えるようにしましょう。スパイスや炭酸飲料、醤油などの
しょっぱい調味料も口内炎にしみてしまいます。また甘いものの食べ過ぎも胃によくありませんので、
食べ過ぎに注意しましょう。
●ビタミン摂取を心がけましょう
ビタミン類の不足で口内炎ができる場合もありますので、ビタミンB2(レバー、青魚、乳製品、大豆)、
ビタミンB6(レバー、バナナ、ナッツ)、ビタミンC、ビタミンA(緑黄色野菜、果物)をバランス良く食べましょう。
●口の中を清潔に
口の中が清潔でないと、口内炎以外にも虫歯や歯周病になってしまうことがあります。普段の歯ミガキも大事ですが、
よく噛んで食事することで口の中の唾液が増え、免疫力が上がり、胃に負担もかかりません。生活の中で虫歯と
口内炎予防をしていきましょう。
気になることがありましたらぜひ、いつでもお聞きくださいね😊❗️❗️